コロナ禍にあっても何とか開催にこぎつけ、
無事終わったのが今年春の高校野球センバツ甲子園でした。
大会を通じて話題となった有望投手12人を取り上げていきます。
1 小園健太投手
目次
所属高校:市和歌山
184センチ・90キロ
右投右打
センバツ成績:2回戦敗退
多くのプロスカウト高く評価しており、
特にに変化球の使い方や試合の組み立て方は高校生の域を超えています。
ボールの伸びとコントロール、また変化球の精度も高く、バランスよくまとまっています。
2 達孝太投手
所属高校:天理
193センチ・88キロ
右投右打
センバツ成績:ベスト4進出!
将来は米国メジャーリーグを目指すと公言していますが、
それも納得できるほどスケールの大きな投手です。
その投げっぷりも魅力で、高い身長から投げ下ろすボールの角度は強烈です。
これだけ体が大きくて、かつボールが走るピッチャーは珍しい上に、
スピードはこれから更に上がると期待されます。
3 畔柳亨丞投手
所属高校:中京大中京
177センチ・87キロ
右投右打
センバツ成績:ベスト4進出!
早くから非常に前評判が高い投手でしたが、
ボールのキレと馬力については今大会でナンバーワンといえる評価を勝ち取りました。
ボールの走りは文句なしであり、
ボールにはスピードガンの数字以上に早く感じる体感があります。
準決勝で敗退しましたが、1週間500球以内に制限された投球数の
影響もあったとみられています。
4 石田隼都投手
所属高校:東海大相模
183センチ・73キロ
左投左打
センバツ成績:優勝!!!
今大会、無失点でチームを優勝に導いた大活躍を通じて、
ゲームメイク能力の高さが評価されています。
腕の振りが理想的で、バランスの良いフォームから
繰り出す速球も変化球も鋭く、球速は140キロ前後でも速く見えます。
また、カーブやチェンジアップといった縦変化の球種を扱える才能があります。
5 松浦慶斗投手
所属高校:大阪桐蔭
185センチ・92キロ
左投左打
センバツ成績:1回戦敗退
今大会では初戦敗退となり、本調子には遠かったようですが、
体格に恵まれており、ストレートの質が良く、将来楽しみな投手です。
課題を挙げるとすれば、変化球が速球に比べて腕の振りがややおとなしく、
これから一層高いレベルを目指すためには、
変化球でも速球と同じように鋭く腕を振れることが必要です。
6 関戸康介投手
所属高校:大阪桐蔭
179センチ・81キロ
右投右打
センバツ成績:1回戦敗退
松浦投手と同チームで、やはり同様に、
甲子園では力を完全には発揮できなかったようです。
ただ、投手としての資質の高さを評価されており、
全体としてまとまりのある、投手らしい投手として評価されています。
指にかかった変化球のキレは絶品でした。
7 木村大成投手
所属高校:北海
180センチ・78キロ
左投左打
センバツ成績:1回戦敗退
独特な腕の使い方をする、ユニークな存在感が光ったサウスポーです。
投球の際、バックスイングで背中側に大きく左腕が入り込んだ後、
鋭く腕を振って投じる速球にキレがあり、
ステップする右足が突っ張る分だけブレーキの効いた変化球が
投げられることが大きな魅力となっています。
8 福島蓮投手
所属高校:八戸西
189センチ・72キロ
右投右打
センバツ成績:1回戦敗退
将来、プロ野球ををはじめとする高いレベルまで成長する可能性を秘めた、
非常に面白い投手という評価です。
身長189センチと上背もあり、投球フォームにも欠点がありません。
何より、21世紀枠で出場した公立校で甲子園を沸かせた魅力的な投手です。
9 伊藤樹投手
所属高校:仙台育英
178センチ・78キロ
右投右打
センバツ成績:ベスト8進出!
対戦相手である強豪校の監督を唸らせた、
甲子園でのノーヒットリリーフは見事なものでした。
ボールに伸びがあることが大きな特徴で、
投球に際して角度を使うのではなく、ヒジを前に出してボールを前で離すタイプです。
打者に向かってぐんぐんと伸びていくストレートが魅力です。
10 花田侑樹投手
所属高校:広島新庄
182センチ・75キロ
右投左打
センバツ成績:2回戦敗退
今回のセンバツで、大きく評価を上げた右腕です。
昨秋の中国大会でチームを優勝に導いた投手としての評価を裏付けました。
球速スタイル以前に、ボールのキレや腕の振りが
素晴らしいことが高い評価を得ています。
また、リリースの際に手首がしっかり立っているため、
ボールに角度がついてスナップを効かせてボールを押し込めます。
11 深沢鳳介投手
所属高校:専大松戸
177センチ・75キロ
右投右打
センバツ成績:1回戦敗退
投球の際に、左肩でうまくカベを作れるのが大きな特徴です。
左肩が開かないため、シュート回転が少なく、
対戦する打者はタイミングを取りにくいです。
まだ体の線が細いですが、高卒からいきなりプロ入りしても、
リリーフとして活躍できるタイプだと評価されています。
12 鈴木泰成投手
所属高校:東海大菅生
185センチ・73キロ
右投右打
センバツ成績:ベスト8進出!
まだ新2年生で、高校野球を1年しか経験していないため、
まだ体の線が細く迫力には欠けますが、将来が非常に楽しみな逸材です。
軸足での立ち姿が非常に素晴らしく、
投球するボールにタテの角度がついており、
体重移動の際に、体がストライクゾーンに向かうため、
コントロールの心配がないと評価されています。
まとめ
「春はセンバツから」。
球春到来とともに、今年も元気はつらつな甲子園球児が日本全体を元気にしてくれました。
その中でも、大いに活躍した好投手についてみてきました。
また夏に彼らと再会したいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。